セガが,守るべきものは,なにか。
セガ社は,ドリームキャストの生産中止という一部報道に対しプレスリリースを発表した。それによると,この報道は正式決定されたものではなく,ドリームキャスト事業の構造改革を計画中だが,事業は継続する,プレステ2,ゲームボーイアドバンスへのソフト供給は交渉段階,としている。
に,しても昨年末から続くこのばたばたとした騒ぎはなんだろう? 任天堂のセガ買収報道(ニューヨークタイズ)(過去記事),それに続くゲームボーイアドバンスでの任天堂との提携報道(産経),ドリキャス事業からの撤退報道(ウォールストリート・ジャーナル)。そして今回のプレステ2へのゲーム供給報道(時事?),続くドリキャス生産中止報道(日経?)。ひとつとして公式な発表がないまま,適当にガセをまき散らすマスコミの責任感のなさは今さらなにを云っても仕方ないが,そういう記者っぽいバカを飼っているマスコミ各社は,本当にゾウリムシの集まりなみの無能さだというのはゾウリムシにかえって失礼。
セガ開発分社のなかには,すでにプレステ2に手を付けているところもある。分社はそれぞれ,自分のところの収益を考える必要があり,もともとAM事業中心だったところなどは,多くのプラットフォームに出ていくべきだ。すでにセガ開発のゲームボーイのゲームが発売されており,セガ分社がXボックスのデモ映像を制作しているような現状で,他機種へのゲーム投入なんてものには,驚きもニュース価値もない。だが,分社の中には本当にドリームキャストを愛している開発者たちがいる。そこで心血を注いで最大限の優秀な開発を行っている開発者たちがいる。ドリキャスを事業として運営しているセガ本体には,そんな開発者たちを守って欲しいのだ。このハードウェアを愛している開発者たちを,野晒しにするようなことはしないで欲しい。ドリキャスのゲームを開発していることを恥じるような流れにはしないで欲しい。これは,お願いだ。(スペースチャンネル5,ぐるぐる温泉,ダビつく,クレイジー・タクシー,パワー・スマッシュの続編などなど発表のニュースリリース)
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